【1人4役】翻訳者でも翻訳だけしていればいい時代は終わり???
私は現在、IT開発プロジェクトで通・翻訳をしています。
最近、残業が多くて昨日は遅くまで働いたので疲れました。
残業の主な理由は大量の「翻訳」だけではありません。
現職では複数の役割をこなしています。
翻訳に関係する業務の中でも学ぶことも多いです。
そして、自分の向き、不向きを再度、確認する機会にもなりました。
それでは翻訳以外の役割をお伝えします。
翻訳以外の役目1 エディター
翻訳者として就業していますが、様々なソフトウェアを使ってファイルの編集もします。
当たり前ですが、文字がきれいに表示されるか、フォントは正しいか、余計なスペースが入っていないか等をチェックして、ととのえます。
翻訳以外の役目2 コーディネーター
私は社内で翻訳しており、自分の部署には先輩の翻訳者と私の2名が常駐しています。
そして、多くの社員さんから翻訳依頼を頂くため、以下の「コーディネーション」が発生します。
- 納期の調整
- 参照資料、訳語の揺れがあった場合の確認
- プロジェクトの進め方など
翻訳以外の役目3 チェッカー
そして最後に「チェッカー」です。
自分たちの翻訳した文章を先輩とクロスチェックしたり、修正したりします。
この作業は他人の訳出を確認できて、自分の訳出をチェックしていただけるのでとても勉強になります。
翻訳者になる前のプロセスとして、チェッカーで経験をつんで、色々な訳者の表現を見れるのでとても勉強になります。
まとめ
今回は翻訳者に必要な役わりについて書きました。
最近の作業の割合は
翻訳3、編集2、コーディネーション1、チェック4
という感じです。
私は「翻訳」と「ファイルの編集」は好きですが、チェック作業の割合が増えてくると楽しんでばかりもいられません。
疲れが溜まってくるとなおさらです。
以前、翻訳会社の営業の人から「あるチェッカーさんは、自分は翻訳は向いてなくて一日中チャックしている方がいい」と言っている方もいると聞きました。
一日中となると、訳文のチェックだけをずーっと約8時間もするのです。
私は1時間もたつとだんだん集中力が切れてます。ランチの後などは眠気との戦いです。
そんなチェッカーさんの忍耐力と集中力の凄さに改めて感心させられました。
あまり中身の無い記事でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。